砥水(読み)とみず

精選版 日本国語大辞典 「砥水」の意味・読み・例文・類語

と‐みず ‥みづ【砥水】

〘名〙
刃物砥石(といし)で研ぐ時に使う水。
東北院職人歌合(1348頃か)四番「我宿の砥水にやどる月影のあやしやいかにさびてみゆらん〈刀磨〉」
② (濁っている色が①に似ているところから) 味噌汁をいう、大工仲間隠語
談義本・教訓不弁舌(1754)五「砥水(トミヅ)(しる)の事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android