コロンビアの小説家ガルシア・マルケスの長編小説。1967年刊。架空の土地マコンドを舞台に、ブエンディーア一族の栄枯盛衰の歴史を、現実と幻想の境を取り払い、奇想天外な数々のエピソードを交え、饒舌(じょうぜつ)な文体で語り継ぎながら、ラテンアメリカという現実を逃れられない人間の不毛な愛や、孤独な生きざまを描き出す。コロンブスの発見以来、ラテンアメリカが歩んだ歴史を想起させるこの物語は、「ラテンアメリカの新しい神話」「『ドン・キホーテ』以来スペイン語で書かれたもっとも偉大なる作品」と評され、すでに25か国を超える言語に翻訳されている。
[内田吉彦]
『鼓直訳『百年の孤独』(1972・新潮社)』▽『鼓直他著『カリブの竜巻――G・ガルシア・マルケスの研究読本』(1984・北宋社)』
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