登楼（読み）とうろう

精選版 日本国語大辞典

とう‐ろう【登楼】

〘名〙

① 高い建物に登ること。〔晉書‐劉琨伝〕

② 妓楼などにあがって遊興すること。

※洒落本・虚実柳巷方言（1794）中「登楼(トウロウ)茶屋行」

※当世書生気質（1885‐86）〈坪内逍遙〉三「明るいうちから登楼(トウロウ)するのも、何だかきまりが悪いから」 〔南宋市肆記〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

とう‐ろう【登楼】

［名］(スル)
１ 高い建物に登ること。
２ 妓楼ぎろうにあがって遊ぶこと。
「明るいうちから―するのも」〈逍遥・当世書生気質〉

出典　小学館

普及版 字通

【登楼】とうろう

高楼に登る。〔晋書、劉伝〕、晉陽に在り、嘗(かつ)て胡騎の圍むと爲ること數重(すうちよう)。中窘(きんぱく)して計無し。乃ちに乘じて樓に登り嘯す。之れを聞き、皆凄然として長す。

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出典　平凡社「普及版 字通」