登攀(読み)とうはん

精選版 日本国語大辞典 「登攀」の意味・読み・例文・類語

とう‐はん【登攀】

〘名〙 高い所や、けわしい山などをよじ登ること。とはん。
文華秀麗集(818)中・遊北山寺〈多治比清貞〉「香刹青嵒頂、登攀指世情」 〔張華‐蕭史曲〕

と‐はん【登攀】

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デジタル大辞泉 「登攀」の意味・読み・例文・類語

とう‐はん【登×攀】

[名](スル)登山で、険しい岩壁などをよじ登ること。とはん。「ヒマラヤ登攀に成功する」
[補説]書名別項。→登攀
[類語]登山山登り登頂クライミング

とうはん【登攀】[書名]

小尾十三短編小説。日本統治下の朝鮮舞台に、日本人教師と生徒との交流を描く。昭和19年(1944)発表。同年、第19回芥川賞受賞

と‐はん【登×攀】

[名](スル)とうはん(登攀)

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普及版 字通 「登攀」の読み・字形・画数・意味

【登攀】とうはん

よじ登る。唐・李白〔太白峰に登る〕詩 西のかた太白峰に上る 夕陽、登攀を窮む

字通「登」の項目を見る

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