生木を裂く(読み)なまきをさく

精選版 日本国語大辞典 「生木を裂く」の意味・読み・例文・類語

なまき【生木】 を 裂(さ)

相愛男女をむりに別れさせる。強引に男女の間を裂く。
人情本・人情廓の鶯(1830‐44)下「アラ怨めしの短夜に、天明(あかつき)の鐘生木(ナマキ)を割(サ)いて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「生木を裂く」の意味・読み・例文・類語

生木なまき・く

相愛の夫婦恋人などをむりやり別れさせる。「―・かれる目にあう」
[類語]絶縁離縁義絶勘当離れる離反離背決別おさらば絶交断交決裂物別れ離間乖離手を切る仲を裂くたもとを分かつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android