精選版 日本国語大辞典 「玄海」の意味・読み・例文・類語
げんかい【玄海】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
福岡県北部、宗像郡(むなかたぐん)にあった旧町名(玄海町(まち))。現在の宗像市北部地域。旧玄海町は、1955年(昭和30)神湊(こうのみなと)町と田島、池野、岬(みさき)の3村が合併して成立。2003年(平成15)宗像市と合併し、宗像市の一地区となった。離島の地島(じのしま)、勝島を含む。孔大寺(こだいじ)山(499メートル)などの丘陵性山地が広く分布するが、玄界灘(げんかいなだ)に注ぐ釣(つり)川沿いには沖積低地が開け、沿岸には砂丘が発達している。農業が中心で、稲作のほか、ミカン、イチゴ、鶏卵などを産する。沖合いは好漁場で、海女(あま)で有名な鐘崎(かねざき)はフグ延縄(はえなわ)漁業が盛んであり、大島(宗像市)への渡し船が出る神湊は魚料理の旅館が多い。鐘崎には県立栽培漁業センターがある。海上安全の神として知られ、秋季大祭の海上神幸で有名な宗像大社や鎮国寺(ちんこくじ)、国指定の史跡桜京古墳(さくらきょうこふん)などがある。皐月松原(さつきまつばら)は白砂青松の景勝地で、海水浴客も多く、県立少年自然の家があり、玄海国定公園に属する。
[石黒正紀]
佐賀県北西端,東松浦郡の町。人口6379(2010)。東松浦半島の北西部に位置し,玄界灘に臨む。半島は標高100~200mの上場台地と呼ばれる玄武岩性台地で,山間・山麓地帯に集落がある。農漁業が主産業で,農業では米作,ミカン,野菜栽培のほか,畜産などがさかん。漁業ではタイなどの養殖も増えている。北部の値賀(ちか)崎にある九州電力の原子力発電所は,九州での1号機で,1975年から営業運転を開始した。有浦下にある東光寺には重要文化財の薬師瑠璃光如来像がある。海岸部は玄海国定公園に含まれ,外津(ほかわづ)湾にかかるコンクリートアーチ橋外津大橋など名所が多い。
執筆者:松橋 公治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(正木晃)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…九州北西部,福岡・佐賀両県の北にひろがる海域。玄海ともいう。西は壱岐水道,対馬海峡東水道で東シナ海に,東は福岡県宗像(むなかた)郡の大島と九州本土(玄海町)との間の倉良(くらら)瀬戸を通じて響(ひびき)灘に,それぞれ接している。…
※「玄海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新