獣性(読み)じゅうせい

精選版 日本国語大辞典 「獣性」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐せい ジウ‥【獣性】

〘名〙
獣類性質
人間の持っている、肉体的欲望などの動物的性質。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「葉子を恨むよりも自分達の獣性を恥ぢるやうに見えた」
③ 野性的な性質。野蛮な性質。
日本政記(1838)六「保則曰、彼獣性、欲徳懐一レ之、須威蒞一レ之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「獣性」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐せい〔ジウ‐〕【獣性】

獣類のもつ性質。
人間のもつ、肉体的欲望などの動物的な性質。また、人間の凶暴・残忍な一面。「獣性をむき出しにする」
[類語]生理的本能的獣的動物的非論理的直感的感覚的官能的感情的恣意的サディズムサディスティックサディストサドエスフェティシズムフェチフェティシスト加虐加虐性愛嗜虐嗜虐的嗜虐症残虐猟奇猟奇的性的倒錯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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