独力(読み)どくりょく

精選版 日本国語大辞典 「独力」の意味・読み・例文・類語

どく‐りょく【独力】

〘名〙 自分一人の力。自力
※両足院本山谷抄(1500頃)五「坡がやすやすと独力にしてあぐるぞ」
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下「約一年半の間、彼は独力(ドクリョク)で己れを支へて行ったのです」 〔水滸伝‐四九回〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「独力」の意味・読み・例文・類語

どく‐りょく【独力】

自分ひとりの力。自力。「独力事業をなしとげる」
[類語]自力一人独り立ち独立独立独歩自活自立一本立ち独り歩き独歩専行独行孤軍奮闘一匹狼アウトサイダー異端者異分子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「独力」の読み・字形・画数・意味

【独力】どくりよく

一人の力。宋・黄庭堅〔子瞻(軾)の詩句一世に妙なり、乃(しか)るに云ふ、庭堅の体に効(なら)ふと~〕詩 枯壑(かんがく)(谷川)に倒(さかさま)に 波濤の舂(しようどう)する (ひ)けども(すす)まず 乃ち獨力もて扛(あ)ぐ

字通「独」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android