ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湖出市十郎(1世)」の意味・わかりやすい解説
湖出市十郎(1世)
こいでいちじゅうろう[いっせい]
[没]1800
長唄唄方。1世吉住小三郎および1世富士田吉次に師事,明和5 (1768) 年,湖出市十郎と称する。メリヤスを得意とする。天明4 (84) 年,江戸中村座の顔見世興行で地歌を江戸化したメリヤス『黒髪』を歌って名をあげた。なお,湖出市十郎は湖出派の家元名でもあり,3世まで続いたが,現在は絶えている。
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