涼秋(読み)りょうしゅう

精選版 日本国語大辞典 「涼秋」の意味・読み・例文・類語

りょう‐しゅう リャウシウ【涼秋】

〘名〙
① 涼しい秋。ひえびえとした秋。
※凌雲集(814)和左衛督朝臣嘉通秋夜寓直周廬聴早雁之作〈嵯峨天皇〉「涼秋八月驚塞鴻」 〔岑参胡笳歌〕
② 陰暦九月の異称
菅家後集(903頃)秋晩題白菊「涼秋月尽早霜初、残菊白花雪不如」

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デジタル大辞泉 「涼秋」の意味・読み・例文・類語

りょう‐しゅう〔リヤウシウ〕【涼秋】

涼しい秋。「涼秋の候」
陰暦9月の異称。

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普及版 字通 「涼秋」の読み・字形・画数・意味

【涼秋】りようしゆう(りやうしう)

涼やかな秋、寒涼の秋。唐・岑参〔胡笳の歌。顔真の使して河に赴くを送る〕涼秋關の 北風吹斷す、天山

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