浮れ女(読み)ウカレメ

デジタル大辞泉 「浮れ女」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐め【浮(か)れ女】

歌や舞をして人を楽しませ、また売春もする女。遊女娼妓しょうぎ。あそびめ。
「―に手練あるは当然にて」〈逍遥当世書生気質
[類語]遊女女郎娼婦公娼娼妓私娼遊び女飯盛り女湯女酌婦夜鷹比丘尼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の浮れ女の言及

【私娼】より

…しかも,営業のためには客を迎えやすい受入体制をつくる必要があり,飲食店などなんらかの正業に従事する形で偽装していることが多い。
[日本の私娼]
 日本古代~中世の売春婦としては,《万葉集》に出てくる遊行女婦(あそびめ)をはじめ,浮れ女,傀儡女(くぐつめ),白拍子(しらびようし)などが知られているが,詳細には不明なことが多く,いわば私娼前史というべきものであろう。私娼史としては,公娼制が明確になる16世紀後半以後が主要な活動期となる。…

※「浮れ女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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