河津(読み)かしん

精選版 日本国語大辞典 「河津」の意味・読み・例文・類語

か‐しん【河津】

〘名〙 =かこう(河港)庾信‐春賦〕

かわづ かはづ【河津】

静岡県伊豆半島南東部の地名鎌倉時代初め、河津氏が居住した所。河津温泉郷がある。

かわづ かはづ【河津】

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デジタル大辞泉 「河津」の意味・読み・例文・類語

かわづ〔かはづ〕【河津】

静岡県、伊豆半島東岸の賀茂郡の地名。湯ヶ野・峰・谷津などの温泉があり、河津川上流に河津七滝ななだるがある。観光地

か‐しん【河津】

河岸にある港。また、河の渡し場

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改訂新版 世界大百科事典 「河津」の意味・わかりやすい解説

河津[町] (かわづ)

静岡県東部,賀茂郡の町。人口7998(2010)。伊豆半島東岸にあり,伊豆急行が通じる。北東部の天城山地から発し,町の中央部を南東流する河津川沿いに集落が立地している。古くから港として栄え,江戸時代には大久保長安が開発した縄地金山で採鉱が盛んに行われた。町内の各地から温泉が湧出し,湯ヶ野谷津,河津浜,今井浜などの温泉がある。北西部の天城山麓ではワサビサヤエンドウシイタケが栽培され,河津温泉郷一帯では温泉熱を利用したカーネーションハナショウブ,菊などの花卉栽培が盛んである。さらに日当り排水のよい山腹南側はミカン園となっている。また沿岸漁業が観光と結びついて行われ,イセエビテングサなどを水揚げする。曾我兄弟の父河津三郎祐泰の館跡や天城峠近くに河津七滝(ななだる)があり,河津川にはカワヅザクラの並木がある。
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普及版 字通 「河津」の読み・字形・画数・意味

【河津】かしん

河のわたし場。北周・信〔春の賦〕三日曲水、河津に向ひ、日河邊、多くを解く。

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