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中国の作家郁達夫(いくたつふ)の中編小説。第一小説集『沈淪』(「創造社叢書(そうしょ)第3種」1922・泰東図書局)所収。旧制一高特設予科、八高と学んだ自己の留学体験を下敷きとし、異国日本で生活する高等学校の学生「私」の自意識の葛藤(かっとう)、恋愛の苦悩などを私小説風に描いた作品。叙情的な描写に加えて多感な青年の内心の苦悩を祖国中国の命運と不可分なものとして描き、五・四運動の高揚が急激に衰退した、いわゆる5.4退潮期の青年たちの間に大きな反響をよんだ。発表当時、赤裸々な描写によって「肉欲描写作家」「淫書(いんしょ)」などとそしられたが、周作人の論文「人の文学」などで高く評価された。郁達夫の出世作であるとともに、中国近代文学を代表する作品の一つである。
[小谷一郎]
『駒田信二・植田渥雄訳『沈淪』(『現代中国文学6』所収・1971・河出書房新社)』
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