水霧(読み)みなぎらう

精選版 日本国語大辞典 「水霧」の意味・読み・例文・類語

み‐な‐ぎら・う ‥ぎらふ【水霧】

連語〙 水しぶきが立ち続ける。
万葉(8C後)七・一四〇一「水霧相(みなぎらふ)沖つ小島に風をいたみ舟よせかねつ心は思へど」
[補注]霧が立ちこめるの意のキルのキは上代には乙類であるのに対し、「漲ふ」のギは甲類なので別語

すい‐む【水霧】

〘名〙 霧。特に、川の上やほとりに立ちこめる霧。川霧
※あらくれ(1915)〈徳田秋声〉一一一「淡墨で刷いたやうに、水霧に裹まれて」 〔伏挺‐行舟値早霧詩〕

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デジタル大辞泉 「水霧」の意味・読み・例文・類語

すい‐む【水霧】

霧。特に、川に立つ霧。川霧。

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普及版 字通 「水霧」の読み・字形・画数・意味

【水霧】すいむ

川ぎり。

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