松田(読み)まつだ(英語表記)Song-tian

精選版 日本国語大辞典 「松田」の意味・読み・例文・類語

まつだ【松田】

神奈川県西部の地名中世松田氏拠点となり、近世は脇街道矢倉沢街道宿場町。JR御殿場線と小田急電鉄、国道二四六・二五五号、東名高速道路が通じる交通要地

まつだ【松田】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「松田」の意味・読み・例文・類語

まつだ【松田】

姓氏の一。
[補説]「松田」姓の人物
松田浮舟まつだうきふね
松田耕平まつだこうへい
松田権六まつだごんろく
松田文耕堂まつだぶんこうどう
松田道雄まつだみちお

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「松田」の意味・わかりやすい解説

松田[町] (まつだ)

神奈川県西部,足柄上郡の町。人口1万1676(2010)。足柄平野北端にあり,町域の大部分を丹沢山地が占める。中心集落の松田惣領は酒匂(さかわ)川と川音(かわおと)川の合流点に位置し,中世には松田荘が置かれた。足柄平野北部の交通の要地にあり,矢倉沢街道の宿場町,丹沢山地と大磯丘陵の接する谷口集落として発達し,現在はJR御殿場線と小田急線が交わるほか,国道246号,255号線が通り,東名高速道路の大井松田インターチェンジが設けられている。1880年,郡役所が関本村(現,南足柄市)より松田惣領に移転,郡の行政の中心地となった。商業活動も盛ん。北部は丹沢大山国定公園に含まれ,寄(やどろぎ)地区では観光ミカン園,キャンプ場などが整備されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松田」の意味・わかりやすい解説

松田
しょうでん
Song-tian

中国,元の画家。近年見出された作品の款記から姓名は葛叔英,号が松田と知られたのみで,活躍期や出身地などは不明。りす図を専門に描いた。室町時代編の『君台観左右帳記』の元朝の部に記載されており,同じくりす図を描いた用田とともに浙江,福建の地方画家と推測される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android