本部(読み)ほんぶ

精選版 日本国語大辞典 「本部」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぶ【本部】

〘名〙 団体組織などの中心となる部局活動中枢となる部。
※律(718)八虐「吏卒殺本部五位以上官長」 〔魏書‐高祖紀〕

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デジタル大辞泉 「本部」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぶ【本部】

組織・団体などで、活動の中枢となるところ。また、その置かれてある場所。「捜査本部
[類語]本社本店本舗

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改訂新版 世界大百科事典 「本部」の意味・わかりやすい解説

本部[町] (もとぶ)

沖縄県国頭(くにがみ)郡の町。人口1万3870(2010)。沖縄島(本島)北部の本部半島西部を占め,瀬底(せそこ)島,水納(みんな)島を含む。八重岳(453m)をはじめ,古生代の地層からなる小起伏の山地地形をなし,内陸部の山里,大堂(うふどう)には円錐カルスト地形が発達している。また北海岸に注ぐ塩川(天)は,鍾乳洞からの湧水に由来し,日本では珍しくかなりの塩分(海水の20%)を含むことで知られる。山間地にある集落の多くは廃藩前後に無禄士族が開墾したときつくられたもので屋取(やどり)集落と呼ばれる。これまで,沿岸部の平地ではサトウキビ,山間地の斜面ではパイナップル,ミカンが栽培されていたが,野菜,花卉果樹への転換が進む。養豚,カツオ漁も盛ん。渡久地(とぐち)港は伊江島,伊是名(いぜな)島,伊平屋(いへや)島への定期船発着港でにぎわっていたが,現在は本部新港からの伊江島航路のみになった。1975年の海洋博会場は,現在国営沖縄記念公園海洋博地区となり,沖縄の代表的観光地となっている。瀬底島には瀬底大橋が架かる。
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普及版 字通 「本部」の読み・字形・画数・意味

【本部】ほんぶ

支部を統轄する部。

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