昔時(読み)せきじ

精選版 日本国語大辞典 「昔時」の意味・読み・例文・類語

せき‐じ【昔時】

〘名〙 むかし。いにしえ昔日昔年往時
※凌雲集(814)伏枕吟〈桑原宮作〉「倒絶兮悽今日、涙潺湲兮想昔時
史記抄(1477)三「意は昔時に出て云たれども、義のようもとどかぬ事があるぞ」 〔駱賓王‐於易水送人詩〕

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デジタル大辞泉 「昔時」の意味・読み・例文・類語

せき‐じ【昔時】

むかし。いにしえ。往時。
[類語]一昔過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

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普及版 字通 「昔時」の読み・字形・画数・意味

【昔時】せきじ

むかし。唐・駱賓王〔易水に人を送る〕詩 此の地、燕丹(太子丹)に別る 壯士、髮、冠を衝(つ)く 昔時、人已に沒す 今日、水

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