精選版 日本国語大辞典 「族」の意味・読み・例文・類語
ぞく【族】
や‐から【族】
ぞう【族】
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化学用語。周期表中,縦の列に並ぶ元素をまとめて元素の族という。同じ族に属する元素は同族元素と呼び,番号または名称をつけて表す。すなわち長周期型周期表では,最外殻の原子価電子の配置が同じタイプの元素がくりかえし出現して縦に並ぶように配列されている。したがって縦の列に並ぶ元素は化学的性質,化合物の形,原子価などが比較的よく似たものが集まることになる。ただし歴史的には,逆に元素の分類から周期表が作られたので,その族としての分類は,短周期型でⅠ族からⅧ族まで,および0族とし,それをさらにA,Bの亜族で分けるのが普通に用いられている。たとえば0族(貴ガス族),ⅠA族(アルカリ金属またはアルカリ族),ⅡA族(アルカリ土類金属またはアルカリ土族),ⅢA族(希土類金属),ⅣA族(チタン族),ⅤA族(土酸金属),ⅥA族(クロム族),ⅦA族(マンガン族),Ⅷ族(鉄族および白金族),ⅠB族(銅族あるいは貨幣金属),ⅡB族(亜鉛族),ⅢB族(ホウ素族,ヨウ素を除いて土類金属),ⅣB族(炭素族,炭素とケイ素を除いてスズ族),ⅤB族(窒素族),ⅥB族(酸素族,カルコゲン),ⅦB族(ハロゲン族)などである。
系統的定性分析では難溶性の塩のでき方で,各種イオンの分類をしており,これらの分族を,それぞれ族と呼ぶこともある。
→周期表
執筆者:中原 勝儼
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…どちらの型の表でも,原子番号1の水素Hから103のローレンシウムLrまで,あるいは104や,最近報告されている105以上の数個の元素をも含めて,あらゆる元素を原子番号の順序に階段状に配列し,原子の構造,元素の性質のよく似たものどうしが上下に重なり合うように巧みに構成してある。表の縦方向に重なり合う元素群は同じ族group,横方向にならぶ元素群は同じ周期periodに属するという。族には表の左端からIA,IIA,IIIA,……,VIIA,VIII,IB,IIB,……,VIIB,0の諸族があり,またIIIA族の下部にはランタノイドおよびアクチノイドと総称される諸元素が相次いで現れる。…
※「族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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