(読み)つくり

精選版 日本国語大辞典 「旁」の意味・読み・例文・類語

つくり【旁】

〘名〙 漢字構成上の名称一つ左右組み合わせて成った漢字の右の部分。偏(へん)に添えて漢字を組み立てる一部分の称。「作」の「乍」、「清」の「青」、「秋」の「火」、「嫁」の「家」の部分。
太平記(14C後)一「相の字をば篇に付ても作(ツクリ)に付ても、もくとこそ読べかりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「旁」の意味・読み・例文・類語

ぼう【旁】[漢字項目]

[音]ボウバウ)(呉) [訓]かたわら つくり かたがた
そば。かたわら。「旁若無人
漢字の組み立てで、右側の部分。つくり。「偏旁冠脚
広く行き渡る。「旁引博引旁証
[補説]1は「」と通用する。

つくり【×旁】

漢字の構成部位の名称の一。左右の組み合わせからなる漢字の右側の部分。字形によって「刂(りっとう)」「彡(さんづくり)」などとよぶ。⇔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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