教訓(読み)きょうくん

精選版 日本国語大辞典 「教訓」の意味・読み・例文・類語

きょう‐くん ケウ‥【教訓】

[1] 〘名〙 教えさとすこと。いましめること。また、その言葉事柄
※続日本紀‐慶雲三年(706)三月丁巳「道徳仁義因礼乃弘。教訓正俗、待礼而成」
※平松家本平家(13C前)一「尚御返事も申さざりけるを、母の土地(とぢ)重て教訓しけるは」 〔礼記‐曲礼上〕
[2] 謡曲。四番目物。廃曲作者不詳。別名内府(だいふ)」「重盛」。「平家物語」による。平家一門の滅亡を計った後白河法皇を鳥羽北殿へ押し込めようとした父平清盛と、これをさとす子重盛をえがいた曲。

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デジタル大辞泉 「教訓」の意味・読み・例文・類語

きょう‐くん〔ケウ‐〕【教訓】

[名](スル)教えさとすこと。また、その内容・言葉。「教訓をたれる」「教訓を得る」
[類語]教誨

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普及版 字通 「教訓」の読み・字形・画数・意味

【教訓】きよう(けう)くん

おしえる。おしえ。〔左伝、襄十三年〕楚子疾(や)む。大夫げて曰く、不(ふこく)(諸侯自称)不にして少(わか)くして稷にとなる。生まれて十年にして先君を喪(うしな)ひ、未だ師保の訓をふにばずして、多を應受す(位を承ける)。

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