掘串(読み)フクシ

デジタル大辞泉 「掘串」の意味・読み・例文・類語

ふくし【掘串】

後世は「ふぐし」とも》上代、竹・木などで作った土を掘るへら状の道具
もよみ籠持ち―もよみ―持ち」〈・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掘串」の意味・読み・例文・類語

ふくし【掘串】

〘名〙 (後世は「ふぐし」とも) 土を掘るのに用いる、竹または木で作ったへら状のもの。ほぐせ。ふぐせ
万葉(8C後)一・一「籠(こ)もよ み籠持ち 布久思(フクシ)もよ み夫君志(ブクシ)持ち この岳に 菜摘ます児」

ほぐせ【掘串】

〘名〙 =ふくし(掘串)和玉篇(15C後)〕

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