抗争(読み)こうそう

精選版 日本国語大辞典 「抗争」の意味・読み・例文・類語

こう‐そう カウサウ【抗争】

〘名〙 さからい争うこと。張り合うこと。また、その争い
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「持ち合せたる武器を以て進入する兵士に抗争せんと欲するものあり」

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デジタル大辞泉 「抗争」の意味・読み・例文・類語

こう‐そう〔カウサウ〕【抗争】

[名](スル)互いに張り合い、争うこと。「派閥をめぐって各派抗争する」「内部抗争
[類語]喧嘩戦ういさか争い紛争闘争立ち回り大立ち回り暗闘争闘共闘ゲバルト

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普及版 字通 「抗争」の読み・字形・画数・意味

【抗争】こうそう

抵抗し争う。

字通「抗」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抗争」の意味・わかりやすい解説

抗争
こうそう

葛藤」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の抗争の言及

【葛藤】より

…抗争ともいう。ひろくは人間関係で個人間や集団間あるいは個人と集団間に反目や意見の衝突がある場合にも用いられるが,主として個人内に対立する二つ以上の動機(欲求,衝動,意見など)が同時に同じ強さで存在し,相争っている状態をいう。…

【闘争】より

…要するに闘争においては,(1)相手(敵国,論敵,訴訟相手など)の戦闘力,学説,法律行為上の妨害などを排除,妨害,停止することが相互作用の直接目的であり,(2)対立主体(当事者)のうち少なくとも一方は他方を,自己の否定すべき相手として意識している。こういう意味での闘争は,広く対立oppositionとか抗争struggleと呼ばれる相互否定的な作用形態のうち,最も否定的性質の激しいものとして代表的な位置を与えられてきた。 これに対して,たとえば受験競争や会社の昇進競争などのように,一般に〈競争〉と呼ばれる形態では,複数の行為者の間で相互に他の行為主体を排除したり,その行為を妨害し停止させることが直接の目標ではなくて,あくまでも結果的に生じるかもしれない事態にすぎない。…

※「抗争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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