手早(読み)てばやい

精選版 日本国語大辞典 「手早」の意味・読み・例文・類語

て‐ばや・い【手早】

〘形口〙 てばや・し 〘形ク〙 することがはやい。すばやい。てばしこい。敏捷(びんしょう)である。
古今著聞集(1254)一二「それ程手はやく心剛なるもの、見候はず」
※蝶の皿(1969)〈秦恒平〉「林は〈略〉なかなか手早い報せを持って参ります男で」
てばや‐さ
〘名〙

て‐ばや【手早】

〘形動〙 (形容詞「てばやい」の語幹から) てばやいさま。すばやいさま。
醍醐寺文書‐応永六年(1399)閏一〇月五日・僧隆宥日記「承仕等進退、毎事手早になど云て致沙汰事等多之」
人情本・閑情末摘花(1839‐41)初「取散したる折形の紙を手早(テバヤ)片付

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デジタル大辞泉 「手早」の意味・読み・例文・類語

て‐ばや【手早】

[形動][文][ナリ]てばやいさま。すばやいさま。「荷物手早にまとめる」「手早な対応」
[類語]速やか速い素早いすばしこいはしこいさっとちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっとと急ピッチ敏速迅速敏活敏捷クイックスピーディーハイペース目にもとまらぬ手ばしこい手早い身軽い身軽軽軽かるがる軽快かろやか簡捷かんしょう足早早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里矢の如しはかばかしいひらりひょいひょいひょいぴょんぴょんぴょんてきぱきしゃきしゃききびきびずんずんついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた

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