手捷(読み)てばしこい

精選版 日本国語大辞典 「手捷」の意味・読み・例文・類語

て‐ばしこ・い【手捷】

〘形口〙 てばしこ・し 〘形ク〙 機敏である。手ばやい。すばやい。すばしこい。てばし。てばしかい。
浮世草子世間胸算用(1692)三「大晦日の掛乞手ばしこくまはらせける」
てばしこ‐さ
〘名〙

て‐ばしか・い【手捷】

〘形口〙 てばしか・し 〘形ク〙 =てばしこい(手捷)日葡辞書(1603‐04)〕
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「手ばしかふ逃隠れなされた」

て‐ばし【手捷】

〘形シク〙 =てばしこい(手捷)
※浮世草子・西鶴織留(1694)四「其の見事さ早さ〈略〉此手はしき事、見て居るうちなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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