感興(読み)かんきょう

精選版 日本国語大辞典 「感興」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょう【感興】

〘名〙 物に感じて興がわくこと。興味を感じること。おもしろみ。逸興
菅家文草(900頃)五・風中琴「感興応無限、窓頭力意看」
太平記(14C後)二四「水紅錦を洗ひて、感興(カンケウ)の心をぞ添へたりける」 〔白居易‐与元九書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「感興」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょう【感興】

何かを見たり聞いたりして興味がわくこと。また、その興味。「感興の赴くままに筆を走らせる」「感興をそそる」
[類語]興味興趣・おもしろみ・味わいおもむき風情気韻風韻幽玄気分楽しむ興ずる堪能たんのうする満喫する享受する享楽するエンジョイする興がる・興を添える・興趣が募る・興に入る興に乗る歓を尽くす歓楽逸楽安逸交歓合歓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「感興」の読み・字形・画数・意味

【感興】かんきよう

興味。

字通「感」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android