感奮(読み)かんぷん

精選版 日本国語大辞典 「感奮」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぷん【感奮】

〘名〙 強く感動して奮い立つこと。感じて奮起すること。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五「関東の有司感奮(カンプン)し、叡慮も相貫き」
※伊沢蘭軒(1916‐17)〈森鴎外〉二〇〇「此日記は柏軒が慊堂を見て感奮(カンフン)し」 〔新唐書‐朱忠亮伝〕

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デジタル大辞泉 「感奮」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぷん【感奮】

[名](スル)心に感じてふるいたつこと。「先哲努力を思って大いに感奮する」「感奮興起」
[類語]感心興奮熱狂熱中高揚激発激昂げきこう逆上上気エキサイトフィーバー(―する)高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つわくわくするぞくぞくするどきどきするのぼせ上がる血迷う血走る

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普及版 字通 「感奮」の読み・字形・画数・意味

【感奮】かんぷん

心に深く感じて奮いたつ。〔唐書、朱忠亮伝〕白(まう)す。耄卒の戰ひに任(た)へざるは罷(や)むべしと。答へて曰く、古は老馬於けるてず。況(いは)んや戰士をやと。聞く感奮せざる(な)し。

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