御綱の次官(読み)ミツナノスケ

デジタル大辞泉 「御綱の次官」の意味・読み・例文・類語

みつな‐の‐すけ【御綱の次官】

平安時代行幸のとき、鳳輦ほうれんの綱を持つ役。多く近衛このえ中将少将が当たった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御綱の次官」の意味・読み・例文・類語

みつな【御綱】 の=次官(すけ)[=近衛(このえ)

行幸の際に、鳳輦(ほうれん)が動揺しないように屋根四隅蕨手(わらびて)につけた御綱もとに伺候する近衛の中将、少将。
※枕(10C終)二二一「みつなのすけの中・少将、いとをかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android