尾羽うち枯らす(読み)オハウチカラス

デジタル大辞泉 「尾羽うち枯らす」の意味・読み・例文・類語

尾羽おはうちら・す

たか尾羽が傷ついてみすぼらしくなるところから》落ちぶれて、みすぼらしい姿になる。尾羽うち枯れる。「失業して―・した姿」
[類語]末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え減退後退退潮地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め世も末廃れる衰える寂れる落ち目下火尻すぼみ廃退下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「尾羽うち枯らす」の解説

尾羽うち枯らす

落ちぶれてみすぼらしい姿になる。零落する。尾も羽もなし。鷹の尾羽の傷ついた、みすぼらしいさまからいう。

[使用例] 可哀想だという念頭に尾羽うち枯らした姿を目前に見て、あなたが、あの中学校生徒からいじめられた白井さんですかと聞きただしたくてならない[夏目漱石野分|1907]

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