孟冬(読み)もうとう

精選版 日本国語大辞典 「孟冬」の意味・読み・例文・類語

もう‐とう マウ‥【孟冬】

〘名〙 (「孟」は初めの意) 冬のはじめ。初冬。また、陰暦一〇月の異称。《季・冬》
性霊集‐七(835頃)笠大夫奉為先妣造大曼荼羅像願文「天長元年孟冬廿二日」 〔礼記月令

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デジタル大辞泉 「孟冬」の意味・読み・例文・類語

もう‐とう〔マウ‐〕【×孟冬】

《「孟」は初めの意》冬の初め。初冬。また、陰暦10月の異称。
[類語]初冬

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普及版 字通 「孟冬」の読み・字形・画数・意味

【孟冬】もうとう

初冬。

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世界大百科事典(旧版)内の孟冬の言及

【立冬】より

…七十二候の〈山茶始めて開く〉の候に入り,旧暦の日付では9月15日~10月15日となる。10月を孟冬,11月を仲冬,12月を季冬といい,10~12月を冬としていたが,立冬からを冬と扱う場合もある。詩歌の題材としては立冬は立春や立秋ほど珍重されていない。…

※「孟冬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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