おお‐もり おほ‥【大森】
[1] 〘名〙 大きな森。深い森。
※丹後守為忠百首(1134頃か)秋「もみぢするこやのおほもり見渡せば錦に見けるここちこそ
すれ〈
源仲正〉」
[2]
[二] 旧東京市の新二〇区の一つ。昭和七年(
一九三二)
成立。同二二年に蒲田区と合併して大田区となる。
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デジタル大辞泉
「大森」の意味・読み・例文・類語
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大森
おおもり
島根県中部,大田市西部の集落。旧町名。 1956年大田市に編入。かつての石見銀山の所在地 (史跡) で古い鉱山町として知られる。慶長年間 (1596~1615) 以来銀山として繁栄。寛永年間 (24~44) までの最盛期には数万に及ぶ鉱山労働者がいたといわれ,近くの温泉津 (ゆのつ) 港は銀の輸送起点であった。江戸時代には幕府直轄の天領となり代官所がおかれていた。甘藷栽培を奨励して飢饉を救った代官井戸平左衛門をまつる井戸神社,500体の羅漢像がある羅漢寺,国の重要伝統的建造物群保存地区の大森町並みなどがある。
大森
おおもり
東京都大田区東部の地区。旧区名。海岸低地の東海道沿いに商店街や工場地帯が続く。 JR京浜東北線,京浜急行電鉄本線,空港線,第一京浜 (国道 15号線) が南北に通り,環状7号線が東西に横切る。 JR大森駅北端の大森貝塚 (史跡) は日本考古学の発祥地として有名。
大森
おおもり
千葉県北部,利根川沿岸にある印西市の中心地区。利根川水運の河港,木下 (きおろし) 街道の宿場町として栄えた。農村地域の中心をなしていたが,近年東京のベッドタウンとして宅地化が進んでいる。
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大森【おおもり】
東京都大田区の旧大森区地域。東京湾に面し,かつてノリの産地であったが,埋立のため消滅。JR大森駅周辺に商店街が発達,その外側に中小工場が密集し,海岸沿いには大工場が立地。大森貝塚がある。京浜東北線,京浜急行電鉄が通じる。
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世界大百科事典(旧版)内の大森の言及
【大田[市]】より
…1954年大田,久手(くて)2町と長久,鳥井,波根東,川合,静間,久利6村が合体,市制。56年五十猛(いそたけ),大屋2村と大森町を編入。人口3万5333(1995)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」