夢想(読み)ムソウ

デジタル大辞泉 「夢想」の意味・読み・例文・類語

む‐そう〔‐サウ〕【夢想】

[名](スル)
夢の中で思うこと。夢に見ること。「夢想だにしない歓迎を受ける」
夢のようにあてもないことを想像すること。空想すること。「夢想家」
無双2」に同じ。
夢の中に神仏が現れて教えを示すこと。
殿下てんが御―の事ありて」〈著聞集・四〉
[類語]空想想像推測憶測おくそく仮想想見妄想幻覚幻想架空こしらえ事作り事空事絵空事でっちあげファンタジーイマジネーションイリュージョン連想

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夢想」の読み・字形・画数・意味

【夢想】むそう(さう)

夢にまで思う。宋・軾〔恵州近城の数小山、蜀道に類す。~以て西湖の上(ほとり)の諸友に示す~〕詩 想、生、ゆること未だ盡きず 滿林の、西湖に到る

字通「夢」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夢想」の意味・わかりやすい解説

夢想
むそう
reverie

さまざまな考えが次々とまとまりもなく現れては消えていく状態。その内容は非現実的なもので,この状態にある人は周囲状況から遊離しているといわれる。その対象はある一つのものに限られることもあるが,通常テーマと呼びうるものは認められない。

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