夜の女(読み)よるのおんな

精選版 日本国語大辞典 「夜の女」の意味・読み・例文・類語

よる【夜】 の 女(おんな)

売春をする女。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉三「泥坊は泥坊に、乞食は乞食に、それぞれ虚栄心の抜けないものだ。夜の女には夜の女の『みえ』があると見える」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夜の女」の意味・読み・例文・類語

よる‐の‐おんな〔‐をんな〕【夜の女】

夜、街頭で客を求め売春をする女。
[類語]売春婦売笑婦淫売婦街娼闇の女ストリートガールコールガール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の夜の女の言及

【街娼】より

…しかし,大量の街娼が出現して社会問題となったのは第2次大戦後のことである。当時は夜の女,闇(やみ)の女と呼ばれ,やがてパンパンガールの呼称が一般化した。大量出現の背景には敗戦による社会的混乱と経済的困窮とに加えて占領軍兵士の駐留があったことは,彼女らの7割が洋パンと呼ばれる外国兵相手であったことに明らかである。…

※「夜の女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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