国立映画アーカイブ(読み)こくりつえいがあーかいぶ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国立映画アーカイブ」の意味・わかりやすい解説

国立映画アーカイブ
こくりつえいがあーかいぶ
National Film Archive of Japan

1952年(昭和27)、国立近代美術館(現、東京国立近代美術館)の映画部門として東京都中央区京橋に開設された、映画研究や上映映画フィルムと映画関連資料を収集保存する施設。旧、東京国立近代美術館フィルムセンター。国立機関としては初めての映画事業(フィルム・ライブラリー)であった。2018年(平成30)、東京国立近代美術館から独立し、独立行政法人国立美術館の6番目の館「国立映画アーカイブ」(略称NFAJ)となった。京橋本館と相模原分館(神奈川県相模原市)がある。

[編集部 2021年12月14日]

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知恵蔵mini 「国立映画アーカイブ」の解説

国立映画アーカイブ

独立行政法人国立美術館が運営する映画専門の美術館。2018年4月1日に東京国立近代美術館内の映画部門から独立し、東京都中央区京橋に全国六館目の国立美術館として開館した。映画フィルムや写真、ポスターなど関連資料の収集、保存、公開、活用を行うほか、日本の映画文化振興のためのナショナルセンターとしての役割を担う。所蔵する国内外のフィルムは神奈川県相模原市の分館とあわせて、開館時点で約八万本にのぼる。

(2018-4-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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