こく‐めい【国名】
〘名〙
① 国の名。
※
史記抄(1477)一二「昌国君なんどとてあのやうに国名をつくるがあるぞ」 〔史記索隠‐五帝本紀〕
(ロ) かつて
日本の行政上、一区画をなした
土地の名。
※
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)一「今も国名を許されて時に
近江や世に出雲其万代も竹の名の」
くに‐な【国名】
※
古本説話集(1130頃か)
二八「月のあかきに見れば、ひすましにてありし物も
ははにて、くになつきてありし物也けり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「国名」の意味・読み・例文・類語
こく‐めい【国名】
国の名称。
1 国家の名称。各政府の統治下にある国土の名。
2 日本における、古代から近世までの行政区画の土地の名。→旧国名
[補説]よく使用される国家略称
米 アメリカ(亜米利加)
英 イギリス(英吉利)
伊 イタリア(伊太利)
印 インド(印度)
豪 オーストラリア(豪太剌利)
墺 オーストリア(墺太利)
蘭 オランダ(和蘭)
加 カナダ(加奈陀)
希 ギリシャ(希臘)
瑞 スイス(瑞西)/スウェーデン(瑞典)
西 スペイン(西班牙)
泰 タイ(泰)
独 ドイツ(独逸)
土 トルコ(土耳古)
洪 ハンガリー(洪牙利)
比 フィリピン(比律賓)
伯 ブラジル(伯剌西爾)
仏 フランス(仏蘭西)
越 ベトナム(越南)
葡 ポルトガル(葡萄牙)
墨 メキシコ(墨西哥)
露 ロシア(露西亜)
くに‐な【国名】
平安時代、宮中の女官や僧侶などの呼び名に国の名を付けたもの。女官は父や兄・夫の任国にちなんで、また僧侶はその生国にちなんでつけられた。和泉式部・讃岐典侍の類。
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普及版 字通
「国名」の読み・字形・画数・意味
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