口論(読み)こうろん

精選版 日本国語大辞典 「口論」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろん【口論】

〘名〙 ことばで争論すること。言いあらそうこと。いいあい。くちげんか。くちあらそい。
江談抄(1111頃)三「善相公与紀納言口論事」
浄瑠璃嫗山姥(1712頃)一「先年坂田前司忠時と申浪人と口論し」

くち‐ろん【口論】

〘名〙 ことばを用いてのあらそい。口げんか。いさかい。こうろん
うたたね(1240頃)「御前は人の手を逃げ出で給ふか、又、くちろんなどをし給ひたりけるにか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口論」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろん【口論】

[名](スル)言い争いをすること。口げんか。「口論が絶えない」「ささいなことで口論する」
[類語]口喧嘩口争い言い争い言い合い喧嘩内紛内輪もめ内輪喧嘩諍いいがみあい角突き合い揉め事悶着いざこざごたごたトラブル鞘当て丁丁発止侃侃諤諤囂囂喧喧囂囂喧喧諤諤舌戦議論論議論戦論争争論激論談論風発甲論乙駁口角泡を飛ばす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「口論」の読み・字形・画数・意味

【口論】こうろん

いい争う。

字通「口」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android