前書(読み)ぜんしょ

精選版 日本国語大辞典 「前書」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しょ【前書】

〘名〙
① 前に記した文。以前に著わした書物。また、その昔の聖人の著わした書。
経国集(827)二〇・大日奉首名対策文「信以交人、載之前書
② 前に書いた手紙。以前の書状。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔李陵‐答蘇武書〕

まえ‐がき まへ‥【前書】

〘名〙 本文の前に書き添えること。また、その文章。序。はしがき。緒言。⇔後書
俳諧・新続犬筑波集(1660)一七「ふみ月をまへかきにてやせみうた〈正忠〉」

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デジタル大辞泉 「前書」の意味・読み・例文・類語

まえ‐がき〔まへ‐〕【前書(き)】

[名](スル)本文に入る前に簡単に書き添えること。また、その文章。序文。端書き。序。⇔後書あとが
[類語]序文はしがき自序序言緒言序章前付け前置き前文プロローグ序詞小序序説序論緒論巻頭言イントロダクション

ぜん‐しょ【前書】

前に書いた文章・書物。
前に出した手紙。前便。
前に掲げた書物。「引用前書に同じ」
[類語]著書著作著述述作著す著作物原著主著近著新著旧著前著単著共著自著

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