初動負荷トレーニング(読み)しょどうふかとれーにんぐ

知恵蔵mini 「初動負荷トレーニング」の解説

初動負荷トレーニング

スポーツトレーナである小山裕史が1994年に発表した初動負荷理論(トレーニング科学研究会承認)に基づくトレーニング法。リラックスさせた状態の筋肉に適切な負荷を与え、しなやかで弾力性に富んだ筋肉を得る方法で、体の柔軟性を増し合理的な動きを獲得することで身体機能を上げるとされている。疾病故障の予防・改善、疲労回復、リハビリなどにも効果があるという。発案者の小山は日本スケート連盟、日本陸上競技連盟、日本水泳連盟、日本柔道連盟のフィットネスコーチなどを歴任した。本トレーニングの指導を受けたアスリートには、イチロー、山本昌ら野球選手や、青木功(ゴルフ)、宗茂・猛、有森裕子(マラソン)、杉山愛(テニス)などがいる。

(2013-8-29)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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