分裂菌類(読み)ぶんれつきんるい(英語表記)Schizomycetes

精選版 日本国語大辞典 「分裂菌類」の意味・読み・例文・類語

ぶんれつ‐きんるい【分裂菌類】

〘名〙 細菌植物のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分裂菌類」の意味・わかりやすい解説

分裂菌類
ぶんれつきんるい
Schizomycetes

広義細菌がこれに該当する。 D.バージーの細菌検索便覧 (1957) によっても 188属 1450種が知られている。シュードモナス目 Pseudomonadales,クラミドバクテリウム目 (糸状細菌類) Chlamydobacteriales,ヒフォミクロビウム目 Hyphomicrobiales,真正細菌目 Eubacteriales,放線菌目 Actinomycetales,カリオファノン目 Caryophanales,ベッギアトア目 Beggiatoales,粘性バクテリア目 Myxobacteriales,スピロヘータ目 Spirochaetalesおよびミコプラズマ目 Mycoplasmatalesの 10目があり,なかでもシュードモナス目,真正細菌目,放線菌目に属するものが種類に富んでいる。いずれも細胞は微小で真正の核の分化はみられない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の分裂菌類の言及

【細菌】より

…バクテリアともいう。細菌という場合,一般的には真正細菌類を指しているが,分裂菌類を指す場合もある。分裂菌類には,真正細菌のほか,放線菌,粘液細菌,スピロヘータなども含まれている。…

※「分裂菌類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android