出差潮(読み)しゅっさちょう(英語表記)evectional component

海の事典 「出差潮」の解説

出差潮

地球をめぐる月の軌道は、太陽引力影響を受けるため、完全な長円にはならず複雑な曲線を描く。この摂動部分に起因する月の起潮力成分から多く分潮が 生じるが、その主要な二項の中で、31.812日の周期を持つものを出差潮と呼ぶ。あと一つの主要項は14.765日の周期を持つ二均差潮である。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android