処暑(読み)しょしょ

精選版 日本国語大辞典 「処暑」の意味・読み・例文・類語

しょ‐しょ【処暑】

〘名〙 二十四節気一つ立秋白露中間太陽黄経が一五〇度となる日。陰暦七月の中旬頃、太陽暦八月二三日頃に当たる。《季・秋》
延喜式(927)一六「起処暑二日九日 日出卯二刻一分日入酉四刻」
俳諧・増山の井(1663)七月「処暑(ショショの)節 七月中也」 〔国語‐楚語上〕

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デジタル大辞泉 「処暑」の意味・読み・例文・類語

しょ‐しょ【処暑】

二十四節気の一。8月23日ごろ。暑さが落ち着く時期の意。 秋》にほの子のこゑする―の淡海あふみかな/澄雄」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「処暑」の意味・わかりやすい解説

処暑
しょしょ

二十四節気の一つ。元来太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であるが,現行暦ではその期間の第1日目をさす。立秋も過ぎて暑さも止り,いわゆる残暑の時期となる。昔中国ではこれをさらに5日を一候とする三候 (鷹乃祭鳥,天地始粛,禾乃登) に区分した。それは,天地が静粛になり,稲がよく実るなどといった時期の意味である。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「処暑」の意味・わかりやすい解説

処暑
しょしょ

二十四節気の一つ。立秋ののち15日で、8月22、23日ごろにあたる。暑気止息する意である。このころ日本台風来襲の一つの特異日にあたっており、暴風大雨にみまわれることが少なくない。

根本順吉

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日本文化いろは事典 「処暑」の解説

処暑

8月23日頃 処暑とは、暑さが終わるという意味です。まだ昼間は暑い日が続きますが、朝夕は涼しい風が吹き渡わたり、気持ちのよい時期です。また、この頃には秋の台風が訪れます。

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