円盤(読み)えんばん

精選版 日本国語大辞典 「円盤」の意味・読み・例文・類語

えん‐ばん ヱン‥【円盤】

〘名〙
円形で平たい板状のもの。
※和漢三才図会(1712)一五「磁針〈略〉円盤周囲列十二支横置針於中
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉九「十六武蔵位の大きさの薄い円盤(ヱンバン)
円盤投げ用具木製の胴の中央両面に金属のまるく平たい板をはめこみ、金属のふちわくをつけた円形の盤。一般は男子重さ二キログラム、女子一キログラム以上。
※陸上競技法(1923)〈野口源三郎〉二「両脚、上体左腕の力を基として、右腕を以て円盤を投げるので」
レコード盤。音盤。ディスク
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉一「次第に円盤がするするするする廻転し始めて、再び〈略〉美音が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「円盤」の意味・読み・例文・類語

えん‐ばん〔ヱン‐〕【円盤】

円形で平たい形のもの。「空飛ぶ円盤
円盤投げに用いる、中心と縁に金属をはめ込んだ木製のまるい盤。重さは男子用2キロ、女子用1キロ。
円形の記憶媒体。レコード盤や光ディスクなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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