公言(読み)こうげん

精選版 日本国語大辞典 「公言」の意味・読み・例文・類語

こう‐げん【公言】

〘名〙
人前で隠し立てすることなく、おおっぴらに堂々と言うこと。公然と言うこと。
※文明本節用集(室町中)「天下之公言(コウゲン)也〔原道〕」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六「生徒がわるいんぢゃない教師が悪るいんだと公言して居る」 〔史記‐孝文本紀〕
② 一般世人が是認する言説公論
※管蠡秘言(1777)「夫五行の説は、僅に支那一区の私言にして、四元の渾天渾地の公言に異なり」

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デジタル大辞泉 「公言」の意味・読み・例文・類語

こう‐げん【公言】

[名](スル)人前で隠しだてすることなく堂々と言うこと。「公言してはばからない」
[類語]明言口外他言話す語るしゃべる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する言い出す発言する口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶく

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普及版 字通 「公言」の読み・字形・画数・意味

【公言】こうげん

あからさまにいう。〔魏書、劉昶伝〕高曰く、國家本來一事の(なげ)くべきことり。くべきは何ぞ。恆(つね)に得失言すること無きなり。今等、各其の心を盡せ。~能く擧ぐれば則ち賞を受け、言はずんば則ち罪らんと。

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