公共測量(読み)こうきょうそくりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公共測量」の意味・わかりやすい解説

公共測量
こうきょうそくりょう

国または公共団体経費全部または一部を負担あるいは補助して行う測量うち基本測量を除き,また局部的または高い精度を要求されないものを除いた測量。測量法による測量の分類の一つ。基本測量または基本測量の測量成果に基づいて行い,その作業方法について,あらかじめ建設大臣承認を必要とし,計画機関はその計画書を添えて,あらかじめ国土地理院長の技術的助言を求めることになっている。その測量成果は審査を受け,必要があれば公表される。この測量を計画し実施する技術者を測量士,またこの測量に従事する技術者を測量士補という。

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世界大百科事典(旧版)内の公共測量の言及

【測量法】より

…本法において〈測量〉とは土地の測量をいい,地図の調整および測量用写真の撮影を含む(3条)。それには,基本測量,公共測量,基本測量および公共測量以外の測量の3種類がある。このうち前2者については一定の測量の基準を守らなければならない(11条)ほか,測量を実施するために他人の土地への立入り,障害物の除去,土地,樹木,工作物の一時使用,土地,建物,樹木,工作物の収用または使用の権能が認められ,これにより損失を生じた者には相当価格による補償をしなければならない(15~20条,39条)。…

※「公共測量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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