偽の時雨(読み)いつわりのしぐれ

精選版 日本国語大辞典 「偽の時雨」の意味・読み・例文・類語

いつわり【偽】 の 時雨(しぐれ)

(藤原定家の歌「偽りのなき世なりけり神無月たが誠より時雨初(そめ)けん」(続後拾遺‐冬・四一五)に基づく井原西鶴表現) 陰暦一〇月に降るしぐれ。初しぐれ。
浮世草子男色大鑑(1687)二「御心うつり替りて、何事も偽の時雨ふる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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