精選版 日本国語大辞典 「但馬」の意味・読み・例文・類語
たじま たぢま【但馬】
山陰道八か国の一つ。大化改新で一国となる。鎌倉・南北朝時代に多くの守護が任ぜられ、山名氏が豊臣秀吉にほろぼされてのち、江戸時代には杉原・小出・出石(いずし)などの小藩が分立。明治四年(一八七一)の廃藩置県で豊岡・出石・村岡の三県に分かれたが、まもなく豊岡県に統合され、同九年に兵庫県に編入された。但州。
※古事記(712)中「多遅麻(タヂマ)の国に到り」
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