精選版 日本国語大辞典 「人心」の意味・読み・例文・類語
ひと‐ごころ【人心】
〘名〙
① 人の心。人間の精神。人間の気持。
※後撰(951‐953頃)雑四・一二六三「人心たとへて見れば白露の消ゆるまも猶久しかりけり〈よみ人しらず〉」
※謡曲・班女(1435頃)「形見の扇より、なほ裏表あるものは、人心なりけるぞや」
③ =ひとごこち(人心地)
※金刀比羅本平治(1220頃か)下「漸(やうやうに)もてなしまゐらせければ、人心になり給ふ」
にん‐じん【人心】
※浄瑠璃・四天王最後(1661)一「にんじんを知り給はぬしうのために、あったら命を捨ん事」
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