普及版 字通 「亥(漢字)」の読み・字形・画数・意味
亥
人名用漢字 6画
(旧字)
6画
[字訓] い
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 象形
獣の形。〔説文〕十四下に「(がい)なり」と草の根の意に解するが、獣の形とみるべく、(かいかい)のはその形に従う。は呪霊をもつ獣を殴(う)って邪霊を祓う意の字。十二支獣の猪にあてるが、十二支獣は漢以後の知識である。干支は殷の甲骨文にすでにみえるが、十二支と字義との関係はなお明らかでない。
[訓義]
1. 十二支の「い」。
2. 草の根。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヰ 〔字鏡集〕 ヰ・ヨル
[部首]
〔説文〕に古文一字を録する。〔玉〕も同じ。ともに末にあり、始一終亥の部立である。
[声系]
〔説文〕に声として・・(該)・・骸・(刻)・(核)・・・・・(劾)・など二十字を収める。・・・のように呪儀に関するもののほか骸・のように骨骼に関するもの、・のように擬声や形況を写すものなどがある。
[熟語]
亥月▶・亥合▶・亥市▶・亥豕▶・亥地▶・亥歩▶
[下接語]
吉亥・建亥・算亥
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報