ローマは一日にして成らず(読み)ローマハイチニチニシテナラズ

デジタル大辞泉 の解説

ローマは一日いちにちにしてらず

Rome was not built in a day.大事業は、長い間努力なしには完成されないというたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 の解説

ローマは一日にして成らず

ローマは一日で建設されたものではない。大きな事業は短時日には成しとげられず、長い年月にわたる努力の積み重ねがあってこそ可能であるというたとえ。

[使用例] 我が日本の文章は明治以後の発達を見るも、幾多僕らの先達たる天才、――言い換えれば偉大なる売文の徒の苦心を待って成れるものなり。羅馬ロオマは一日に成るべからず。文章また羅馬に異ならんや[芥川龍之介文部省の仮名遣改定案について|1925]

[解説] 西洋から入ってきた表現で、明治三〇年代に現在の形でほぼ定着したものと思われます。

英語〕Rome was not built in a day.

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android