ルテオリン

化学辞典 第2版 「ルテオリン」の解説

ルテオリン
ルテオリン
luteolin

C15H10O6(286.23).フラボンの一種.モクセイソウReseda luteola L.の全草中,マメ科Genista tinctoria,ジギタリスDigitalis purpurea L.の種子や葉に配糖体のガルテオリンとして存在する.黄色の針状晶.分解点327~329 ℃.λmax 253,267,349 nm(メタノール).塩化鉄(Ⅲ)で緑色を呈する.エタノール,メタノール,アルカリ溶液に可溶,水,エーテルに不溶.[CAS 491-70-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android