ミニチュアピンシャー(読み)みにちゅあぴんしゃー(英語表記)miniature pinscher

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミニチュアピンシャー」の意味・わかりやすい解説

ミニチュアピンシャー
みにちゅあぴんしゃー
miniature pinscher

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、ドイツ原産。子ジカを思わせるようなきびきびした小形愛玩犬(あいがんけん)で、小さいが引き締まったスタイルのよい犬種である。体つきは四角い。頭部は吻(ふん)に向かって細くとがる。頸(けい)部はやや弓状に体と均整を保っており、のどにたるみはない。体は筋肉の発達がよく、歩様は軽く、ウマハクニーのように足を高くあげて歩く。耳は断耳して直立させ、尾も短く断尾される。毛質は堅く短毛。毛色はレッド、ブラックエンドタン、チョコレートエンドタンなどである。体高26~30センチメートル。家庭犬としてもファンが多い。

増井光子


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android